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(楼門) --ろうもん--建築年代/延亨4年(1747)
二階建てで屋根が一重、一階柱上に組物と高欄をつけた門を楼門と言います。
この形式は平安時代からあって、規模の大きな神社や寺院に建てられました。
沙沙貴神社の楼門は、軒下などの細部も丁寧につくられた本格的なもので、葭葺屋根ともうまく調和しています。
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楼門 蟇股の詳細(北)
楼門・一、二階の斗組の見上げ(北西) |
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(拝殿) --はいでん--建築年代/弘化5年(1848)
本殿と楼門の軸線上の中間に建つ、柱間数が桁行、梁間とも三間の正方形平面の大型拝殿。
拝殿は祭礼などに際して礼拝する建物であり、周囲を解放にして、柱上の飾りも舟肘木をおくだけの簡易な形式となっています。
本殿と同時期の上棟で大工は水原源四郎。
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(本殿) --ほんでん--建築年代/弘化5年(1848)
天保14年の火災後、拝殿とともに新造されました。
構造形式は五間社流造 向拝三間 銅板葺。棟礼に大工水原源四郎俊勇とある。
昭和30年以前は弊殿はなく、簡素な中門がありました。
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本殿表飾詳細(東)
本殿正面と向拝見返し詳細 |
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