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沙沙貴神社「楼門」NO.1
沙沙貴神社
蒲生野の大領であった沙沙貴山君が崇敬した延喜式内社で、中世以降は近江の守護佐佐木氏の氏神として厚い信仰を受けた「佐佐木源氏発祥之地」でもあります。
建築様式は平安・鎌倉時代のものを継承した優美な造りで、葭葺の楼門、本殿、権殿、拝殿、東西廻廊などの大型木造建築八棟は、全て重要文化財に指定されています。
また、随所に佐佐木氏の定紋「四ッ目結い」が配されているのも特徴です。
JR安土駅から南方へ徒歩10分。
境内を覆う七千坪もの広大な森が見事です。

(楼門) --ろうもん--建築年代/延亨4年(1747)
二階建てで屋根が一重、一階柱上に組物と高欄をつけた門を楼門と言います。
この形式は平安時代からあって、規模の大きな神社や寺院に建てられました。
沙沙貴神社の楼門は、軒下などの細部も丁寧につくられた本格的なもので、葭葺屋根ともうまく調和しています。
「楼門」2
「楼門」蟇股
楼門 蟇股の詳細(北)
「楼門」斗組
楼門・一、二階の斗組の見上げ(北西)
「楼門」雪景色

(拝殿) --はいでん--建築年代/弘化5年(1848)
本殿と楼門の軸線上の中間に建つ、柱間数が桁行、梁間とも三間の正方形平面の大型拝殿。
拝殿は祭礼などに際して礼拝する建物であり、周囲を解放にして、柱上の飾りも舟肘木をおくだけの簡易な形式となっています。
本殿と同時期の上棟で大工は水原源四郎。
沙沙貴神社「拝殿」1
沙沙貴神社「拝殿」2

(本殿) --ほんでん--建築年代/弘化5年(1848)
天保14年の火災後、拝殿とともに新造されました。
構造形式は五間社流造 向拝三間 銅板葺。棟礼に大工水原源四郎俊勇とある。
昭和30年以前は弊殿はなく、簡素な中門がありました。
沙沙貴神社「本殿」
「本殿」表飾
本殿表飾詳細(東)
「本殿」と向拝見返し
本殿正面と向拝見返し詳細

沙沙貴神社の一年

4月 沙沙貴祭り
神輿三社の神事、大松明奉火などを行います。

5月 沙沙貴祭り
馬乗り。沙沙貴十二座に初めて参加する人が、羽織、袴で参拝します。

6月 茅の輪くぐり
水無月夏越の大祓。茅でできた大きな輪の中を通り、罪汚れを払います。

10月 近江源氏祭
毎年10日に全国の佐佐木源氏ゆかりの人たちが、ご神前に参集して「舞楽」を奏し、先祖をしのび平和と繁栄を祈ります。

12月〜1月 大晦日から元旦にかけては、自由に参拝できます。
舞楽「柳花苑」
舞楽 「柳花苑」
舞楽「五節舞」(上) 舞楽 「陪臚」(下)
舞楽 「五節舞」(上)
舞楽 「陪臚」 (下)
沙沙貴神社
〒521-1351 滋賀県蒲生郡安土町常楽寺1番
TEL/0748-46-3564 FAX/0748-46-5311
●駐車場完備(参拝者は無料)
地図ー沙沙貴神社
ページ 1  
skk@mx.biwa.ne.jpskk@mx.biwa.ne.jp

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